野菜も魚も美味い(肉は微妙)金沢ならば天ぷらが美味しいに決まっているじゃないか!と言うことでマカオ渡航直前のサイヤくんを連れて金沢行脚中に伺った「天富良 みやした」。
ひがし茶屋街のメインストリートから1本入ったところにあるアクセスの良さ、昼も夜もおまかせで食べられるのもありがたい。そして、「馴染みの寿司屋の大将から圧力があった(笑)」と言う理由で市場が閉まっている水曜日に営業しているのも非常に助かるポイント(金沢の寿司屋はほぼ水曜定休)で、水曜日は他の平日より予約が難しいとかなんとか。
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8席のみのカウンターの奥で天ぷらを揚げる店主の宮下氏は地元出身。東京や名古屋で修行しながら、自身も毎日のように天ぷらや寿司を食べ歩いて研究されており、東京や名古屋の美味しいお店をたくさん教えてもらえる。写真フォルダを見返すと、天ぷらの写真の間にお店の検索ページのスクショが多数挟まる事態に(笑)。どこぞの宮崎の食堂のようだ…
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みやしたの天ぷらはマキエビの天ぷらから。活きエビのプリプリの食感を塩で楽しむ、脚もサクサクで甲殻類の香りが押し寄せる強すぎる先制パンチ。
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椎茸のエビ詰め。肉厚な椎茸の風味とエビの甘みが絶妙。
甘鯛。フワッとした上品な白身の味わいと皮のパリッとした食感、香ばしい風味のギャップ、強い。
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肥後紫ナスというまるっとしたナス。火傷覚悟でアツアツでいただくのが絶品。
銀杏とよもぎ麩。麩は宮下氏の親族が営むお麩屋さんのものらしい、金沢らしい食材で本当に美味しい。天ぷらにするんだみたいな発見も新しい。
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時期ギリギリでありつけた子持ちアユ。もう塩焼きには戻れないかもしれない…。
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鱧のシソ巻き。シソだけで美味しいのに鱧って…オーバーキルの旨味。そして舞茸はこんなにジューシーなのかという気付き。
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ウニを天ぷらで食べるのは初。予想外の味に驚き、ワサビも非常に合う。寿司屋もたまには揚げてほしいレベル。
穴子。これまた寿司屋の穴子とは全く違ってフワフワの身質を堪能。フワッフワすぎてフワちゃんもびっくり。
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ジュワッとなるタイプの玉ねぎと五郎島金時。どちらも甘い…野菜って美味しい。
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〆モノは天茶か天丼をチョイス可能。悩み抜いて今回は天茶!かなりの油を摂取したはずなのにとにかく軽く、むしろ食欲が湧いてくるバグ。最後の一滴まで完飲した。
日本酒飲んだり、追加したりしてお会計は1人まさかの10,000円。東京で同じ内容なら確実に23,000円(税別)の充実感。東京で丸亀製麺の天ぷら以外食べたことないけど。お昼はさらに破格の4,000円台からコースを楽しめるらしいのでおすすめ。
これまではあまり外食で天ぷらをチョイスしたことはなかったものの、目覚めてしまうレベルの美味しさだったため、12月の蟹の季節の予約を取らせていただいた。四季の境目がどんどん無くなっていく中でも、季節の食材を楽しめる天ぷらという料理に魅了されてしまった1日となった。
住所:石川県金沢市東山1-2-12
電話番号:076-253-4712
アクセス:金沢駅からバスで「橋場町・ひがし茶屋街」バス停下車、徒歩2分ほど。
Webサイトなど:公式ホームページ
予約:可能。ランチ、ディナーともに予約推奨。