中目黒駅から徒歩10分ほどの京都でも金沢でもない「東山」にひっそりと佇む日本料理店。
7月にオープンしてから瞬く間に予約困難店になったこちらですが、ありがたいことに定期訪問させていただいています。
背筋が伸びるような凛とした空気の店内、素敵な雰囲気。
冬なので日本酒に合う食材がたくさんと言うことで乾杯から日本酒をお願いしました。
まずは栃木の惣誉から。
日本酒は店主の三島さんの地元・島根県の日本酒も含めて豊富なラインナップ!
食事に合わせてペアリングをお願いすることも可能です。
それではお食事へ!
ホイルに包まれた椎茸からスタート。ホイル包みはココスのハンバーグ以来、ワクワクしますよね!
トリュフオイルと塩でシンプルに。椎茸の香り、食感を直に楽しめる食べ方、1品目から心を掴まれる…
2品目はカワハギの刺身を肝和えで、食べる前からわかる美味しさ。
濃厚な肝の風味をたっぷりのネギと少しかかった七味がさらに引き立てる。
たまらない、日本酒が止まらない。
お椀にはスッポンの卵とじスープ。
スッポンをこんな形で食べたのは初めて、卵の甘みと相まって優しい風味。おかわりが欲しい(笑)
お次のあん肝寿司は大きくて濃厚な肝をたっぷりのワサビをつけて一口で。
スッポンの唐揚げ。
スープに続いてのスッポン、言われなければ本当に鶏の唐揚げのようなジューシーさ、スッポンという食材面白いなぁ。
冬の味覚といえばやはり香箱ガニ!ポン酢ジュレと大きめカットのゆずで爽やかにいただきます。
メインの食材は美しくカットされた牛タンと黄ニラと水菜を出汁しゃぶにして山椒をかけていただきます!
黄ニラのシャキシャキ食感と独特の風味が牛タンの旨味をさらに引き立ててくれて出汁もホッとする美味しさ、これも無限に食べられるヤツ。
静岡の喜久醉を追加、ここからご飯ものに入ります。
ご飯に先んじておかずが4種類(漬物×2、ちりめんじゃこ、牛皿)卓上にまず並びます。
早く食べたすぎてご飯の炊きあがりを待っている時間が永遠に感じられる(笑)
炊きあがりました!お米はツヤツヤで粒の大きさが特徴の「龍の瞳」の土鍋ごはん。
蓋を開けた瞬間、お米の甘い香りがふわっと香ります…本当に粒が大きくて美味しそう!
贅沢すぎるおかずとごはんセットがなめこの味噌汁も到着して完成!
土鍋ごはんはおかわり可能、おかわりのタイミングで卵黄の醤油漬けもおまけで乗せていただけます、何杯でも食べられてしまう(笑)
お腹に余裕がある人には特製のカレーまで!スパイスの効いたカレーライス、龍の瞳で食べるカレーが美味しくないはずないのです。
食後の〆のデザートはあんぽ柿と金平糖!甘味が凝縮された柿、金平糖ともになかなかデザートで出てくることはなく珍しいし美味しい。
これにてお食事終了。
季節ごとの素晴らしい食材の本質を損なわずに活かしつつ、型にハマってしまい目新しさのないコースになることもある日本料理に新しさも加える三島さんのお料理。
最低でも春夏秋冬1回ずつは絶対に伺いたいお店、ありがたいことに次回の予約も取らせていただきました。
住所:東京都目黒区東山1-15-5
電話番号:070-3149-4112
アクセス:各線「中目黒」駅から徒歩10分ほど
Webサイトなど:https://higashiyama-muku.jp
予約:完全予約制、OMAKASEで毎月1日に2ヶ月先の予約が可能(例:6月1日に8月分の予約)